なんでもかんでもピラティスで良くなるって・・・

こんにちは!ピラティスプラスワンのヨシダです!
本日は、つくづくピラティスが広まってるんだなぁと思いつつも少し心配になった事を書きます。

某SNSで、”ピラティスで花粉症を軽減”なる書き込みを見ました。大まかな理屈としては、ピラティスで自律神経を整えたら免疫機能のバランスが正しくなって、薬に頼らなくても症状を軽減できると言うことらしいです。。。
なんでやねん・・・
そのSNSの書き込みによると、胸式呼吸を意識して、背骨を柔らかくして、内臓の働きを正して、血流を良くすると自律神経が整うらしいです。
まぁ、ピラティスさん自身、パンツ一枚でレッスンしたり、上半身裸で外を走ったりと健康そのものを具現化したような人だったので、ピラティスをしていたら健康になると言うこと自体は僕も納得なのですが、そもそも花粉症自体はアレルギーなので自律神経を整えるだけで”薬に頼らず”レベルまでになるとはとても思えません。てか、ピラティスで花粉症を軽減って文言、薬機法的にもヤバいと思います・・・それに、そもそも胸式呼吸はどちらかというと自律神経で言うと交感神経(身体を目覚めさせる)を優位にさせる呼吸法です(逆にヨガは腹式呼吸で副交感神経(リラックスする)を優位にさせるのですが、ほとんどの現代人は交感神経が過多に作用して自律神経を失調させるので交感神経優位自体は花粉症を抑える可能性はあるのですが(アレルギー関係含めいろいろな症状で夜に発症しやすいタイプ)自律神経をアピールするのはトータルではあまり良くないと思います。

確かにピラティスは素晴らしいと思うのですが、まるで魔法の様にアピールするのは短期的には集客を得ることが出来るかも知れませんが、結局ピラティスを知らない人にはインチキ臭いイメージを持たれてしまうと思います。ぶっちゃけていうと、以前の加圧トレーニングがまさにそうだったと思います。

また、ピラティスが動く瞑想と表現するキャッチコピーも多々ありますがピラティスは動き(特に身体の動きを内観(どこがどう動いているか)を意識して最終的には意識をせずに(目的に沿った)正しい動作が出来る事を目標としますが、それ自体は瞑想ではありません。ピラティスで人生観が変わるような体験をする人がいるかも知れませんが、そういうレベルの方は意識レベルが高ければ、どんなことをされていても人生観とつなげることは出来るはずです。筋トレをしていて哲学的表現する人がいるのと同じです。○○が人生を変えるのでは無く、自身が気付くことが出来ればどんなことからでも哲学や人生観は感じれるはずです。ダンスだろうと演劇だろうと料理だろうと結婚だろうと子育てだろうとその視点から考えれば哲学的な観点は存在するはずです。

と、ややこしい事を書きましたが、言いたいのは、ピラティスがメインにしてるのはあくまで”動き”や”姿勢”であってそれ以外の部分の良好な結果はあくまで副次的な効果です。(副次的な効果自体は内臓の調子が良くなる等やはり色々あるのですが)

それを最初にアピールするのは個人的には良くないと思っています。

要約。
”餅は餅屋”という言葉があるように、あくまで副次的な効果を”それを求める人”にアピールするようなスタイルは摂るべきでは無いと思います。

ちなみに写真は韓国のポンチャックという音楽のジャンルのCD(電気グルーブがプロデュース)ですが、ポンチャックで身長が伸びたって言う、んなアホな!ってジャケットです。(つまり、んなことあるかいな!って比喩です)
本当に花粉症で困っている人は耳鼻科に行って下さい。

では~(^_^)/