こんにちは!プラスワンのヨシダです!
さていきなりインパクト満タンのタイトルを付けてしまいましたが、SNSでこんな書き込みを見ました。
”ピラティス、頑張って週3ぐらいで通ってたけど1ミリも痩せないから辞めた。で、ネットで筋トレしてるお兄さんのマネして宅トレしてたら普通に痩せて引き締まった。 ピラティス、あれはあれで楽しかったけど、一体何だったのだ…”(若干修正していますが大げさにはしていません)
これ、ピラティスインストラクターからすると、そりゃそうですよ案件なんですよね。
そもそも痩せるの意味を体脂肪燃焼と定義するならば、大前提として”消費カロリー>摂取カロリー”で無ければなりません。
(たまに、雑誌などでコレ食べたら痩せる!なんて記事があったりしますがそんなの嘘です。コレやったら絶対儲かる!話と同じです)
それで言うと、ピラティスは消費カロリーはそれほど高くありません。例え、メチャクチャキツいエクササイズを行ったとしても局所的な筋肉に負荷がかかっているだけで、汗はかいても心拍数はそれほど上がりませんし、そもそもそれだけ強度の高いエクササイズやレッスンを一般の方が行えるとも思えませんし60分そのレベルだと多分ケガをしてしまうでしょう。それだったらウォーキングから初めてジョギングやエアロビクスを行う方が遙かに消費カロリーを安全に増やすことが出来ます。
では、なぜこういうお客様とスタジオ側でミスマッチが起こるのでしょうか?
それはおそらく、スタジオ側が、ピラティスで痩せるとまでは言って無くても、ピラティスで痩せる様なイメージで広告や訴求してしまっているからだと思います。手足が長くてスタイル抜群の若い女性の方がしなやかに動いている動画はまさに現在のピラティスブームを象徴している気がします。(と言いつつウチも以前はシンクロナイズドスイミング(今はアーティスティックスイミングですね)の元日本代表の知り合いにモデルになってもらっていましたが・・・(^_^;(ガチアスリートなので手足は長いですが肩周りや体幹部は凄くしっかりしてました)以前にブログに書きましたが、ピラティスダイエット!なんて広告しながらバーベルを担いでる写真を載せてるところもありましたがコレは完全にミスリードだと思います。。。
当然、”ピラティスでは痩せません” なんて、吉本新喜劇である、”お邪魔します~”、”邪魔するんやったら帰って~”
みたいなお客さんを帰らせるような事は絶対に書きません。そうしたら、もちろん、なんかピラティスってよくわからないけど痩せそう!で入会して、痩せへんから辞めよ。ってなりますよね。。。
そこをあえてピラティスでは痩せませんって書いているウチって・・・(^_^;
改めて、強調したいのですが、ピラティスの一番得意な部分は、働き過ぎの部分をなるべく使わないように抑制(使いすぎないように)させながら働きの悪い部分を活性化(正しく使えるようにする)させる事です。姿勢改善で言うと短くなっている部分を伸ばしながら、逆に伸びているところを短くするって感じです。さらに難しく言うと”モーターコントロール”というのですが、ピラティスを行う事で筋肉の長さを整えるだけでは無く、脳や神経系も学習させることで普段の動作(それは日常生活だけでは無く、競技中のアスリートの場合もあったりします)で使っていない部分を使えるようにしてより動作を正しく、楽に行える様にするというものです。
更に、これらの学習を極力安全に、その人の体力、運動レベルにあわせて行える事が強みです。90歳の方でもピラティスを行っていらっしゃる方もいます。
ですから、ピラティスで痩せる!とか、ピラティスでダイエット!等の広告は基本的にピラティスの本質からは間違った広告です。そもそもダイエットは食餌療法や食事をコントロールすることなので運動の意味でダイエットという文言は間違いです。
プラスワンで書いているのは、せいぜい、お腹周りのインナーマッスルを刺激する事で腹腔内圧を高めてウェストサイズを減らす可能性があるという程度です。
もしかしたら、そんなこと無い!ピラティスで痩せた!と言う方もいらっしゃるかも知れません。が、そういう方はそもそもの普段の運動量が相当少ない方では無いでしょうか?そういう方はピラティス以外の運動でも痩せることが出来たのでは無いかなと思います。
ただし、ケガのリスク等を考えるとピラティスからスタートしたのは正解かも知れませんので、そういう全く運動をしたことがない方がピラティスから始めるのはお勧めだと思います(ただし、あくまでケガのリスク回避等の意味合いで、痩せるのはあくまで結果としてそうなったと考えて頂く方が良いと思います)。
運動の種類やスポーツ等、身体を動かす事っていろんな物があります。
心肺機能を高めるのでしたら有酸素系(ジョギング、水泳、エアロビクス等)、身体のクビレやメリハリを付けたいのでしたらいわゆる筋トレ系と食事のコントロール(ボディメイクプラスワンもこちらが得意です)、エクササイズ自体を楽しむのでしたら球技、フィットネスクラブのプレコリオ系やダンス系等、、、、
目的がはっきりしているのでしたらそれに合わせた運動を行うのが一番良いと思います。
そういう意味では現在のピラティスは少し過剰に評価(ブーム)されていると思います。
ちなみに、プラスワンのスタジオの看板?ロゴには、ピラティス&コンディショニングスタジオと書いています。
それはピラティスやエクササイズで心身の状態を整えることを目的としているからです。
ピラティスを行ってスッキリした、身体がシャキッとした、動きが楽になった、元気になった、等を感じていただけたらという考えです。
ですからダイエット目的の方が直接ピラティスで痩せると思うことはあまり考えない方がよろしいかと思います。
ダイエットやボディメイクを考えていらっしゃる方は、ピラティスプラスワンから90mの場所に併設してある、ボディメイクプラスワンを御利用ください。
と言うことで、出来ることは出来ると言いますが、出来ない事は出来ない、難しいと言います。プラスワンはここ!
この記事へのコメントはありません。